モロッコ絨毯紀行 第7章

(この記事は、GOSHIMAを創った男・今井正人が綴るプロジェクトアーカイブ記事です)

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「ピンポーン」

 

12月。DHLの配達員 すぐそれだと分かった。

待ちにまったあの試作品 2か月遅れたがやっと手元に届いた。

 

とどいた梱包は長旅で所々破けている。

予想するに、クオリティは高い期待はできないけどそこそこ売れるレベルかなぁ

それとも、いきなり修正なんていらないくらいの高いクオリティだったりして・・・

でも、うまく行き過ぎたらプロジェクト感無いよね(笑)

でも、期待しちゃう。

 

いざ「開封」

 

・・・・・・・・・・・・・・やばい・・・・・・・・・・やばい・・・

絨毯の裏面が見えた瞬間すべてを悟るくらいのやばさ・・・

とても絨毯と言える代物ではないのは明らか。

 

タオルケットのレベル

一生懸命織ってくれた織子さんには申し訳ないけど 想像の10%以下のレベル

でも、これが現在のレベル。

今後相当な覚悟をもって臨もう。

 

そこから年を越えて「何度も何度も何度も 試作 試作 試作」の繰り返し

半年過ぎてなんとかなるレベル。(その間もモロッコに出向いては打ち合わせを重ねる)

あまり複雑なデザインではなく織子さんが織りやすく且つ自分の感覚感性を取り入れられるように縞文様。

色は五大サンスクリットで表わせる色。

なので「五」と「縞」で ”伍縞GOSHIMA絨毯“

縞柄のGOSHIMA絨毯を小さいサイズを中心に沢山注文をいれる。

出来上がる数か月後にモロッコに見に行こう。

 

続く

最初から読む→第1章

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