(この記事は、GOSHIMAを創った男・今井正人が綴るプロジェクトアーカイブ記事です)

*

そこらさらにオフロード。

相当迂回して一時間。
やっと辿り着いたプロジェクトの村。

家を出てからここまでの道のり何十時間かかったかは記憶を遡りたくもない。

とにかく待ち望んだ目的地に着く。

やっと試作に会える。
山あいにひっそり佇む村はおおよそ500m四方にざっと200軒くらいの家々が立ち並ぶ。

車を停めドアから降りようとするもオフロード、大きく傾き、ドアを押し切れない。
反対のドアから降りる。
今度は低過ぎてすぐ地面。

村への道は急な下り坂。
大きな荷物を残し身軽に下る。

記念すべき第一回目の試作品早く見たい。

気は焦るが 焦ると転ぶ。

ゆっくり行こう。

軒を曲がるとコンビニ?きっと町に一つであろうコンビニ風。

ここはイマシンという名前の村。
地域はアイトホゼマ。
アイトホゼマとは部族の名前らしい。
日本的にはアイトホゼマ郡イマシン村かな。

下る道すがら家から顔を出しては引っ込める子供達。

でも、興味深々、そうだろう日本人なんて見たことないよね。

気がつけば後ろに子供達が付いてくる。
振り返るたびに隠れる。
まるでダルマサンガコロンダ。

程なくしてヒシャム達が指差す入口。
ここが博士のモロッコのオフィス。

鉄扉を開けて中に入る。

使用人らしき男性と手が青く染まった男性と民族衣装ジェラバを纏った強面の男性。

それぞれと握手をしテラスに通される。

いつもの甘いミントティとお菓子。

ミントティより早く見たい記念すべき第一回目の試作品。

ここの施設の説明をベルベル語で話ししてくるジェラバ強面の男性。

ヒシャムが通訳してくれるがさっぱり耳に入ってこない。
通訳を遮るように試作品を早く見せてくれと。

ヒシャムの顔がより一層曇る。

これはもしかして…

もしかして…

やっぱり。車の中での曇った表情でなんとなく悟ってたけどやっぱり。

記念すべき第一回目の試作品。

全く作られていなかった…涙

色々と言い訳をしている。

異国での大きな洗礼。

でもね。
これで良いんだと自分に言い聞かせる。

今までイランの絨毯は大きな商社と取引していた。

誰かが段取りしてくれたものを何不自由なく選んで買うだけだった。

ここは違う。

「既に売れる力のあるものより、売れるものを自分で作る事」

やっとここに辿り着いた気分になった。

紆余曲折 山あり谷あり 試行錯誤

うまく行かなくて結構。

今井のモロッコプロジェクト今がスタート。

こういうドラマチックな展開こそがプロジェクト。

自分の本当のオリジナルを作るとはこういう事。

ここからはこの人達とコミュニケーションを取ることだけを考える。

覚えたてのアラビア語

お疲れ様です。スマヘンナ
美味しい ブニン
どこ フィン
サヨナラ マッサラーマ
水 エレマッ
美しい ヅィン
ゆっくりゆっくり ショイヤショイヤ
早く ビ・ゼルバ
早く早く!ヤァラヤァラ
ひろげて イフタ

効果的に使って笑いを取る。
段々と和む。
(後でわかった事だが皆さんベルベル人。原語はベルベル語、わかって笑ってたかは謎)

ジェラバ強面の男性も笑顔。
この方名前はハンモさんと言う。

村の絨毯製作をコントロールしている責任者。

博士からの依頼を受けたシーディモハンマドが材料を調達して村に届ける。

建物の一階にある染色工房で染め各織り子さんに渡されてハンモさんのコントロールの元製作されていくさ。

手が青く染まった方はモハメドさん

染色工房の職人さん。なるほど。

使用人さんはラヘさん。

段々わかってきた。

日本から持ってきたハイチュウを配る。

美味いという。

徐々に心を掴む。

(続く)

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Posted by:GOSHIMA carpets

【GOSHIMA絨毯】は作り手に光を当て、世界に誇れるものづくりを目指すプロジェクトから生まれた最上品質の手織り絨毯です。ブログでは、展示会・商品情報に加え、プロジェクトについてもお伝えしていきます。