アーモンドのデザインは、
モロッコで見たこの木との出会いから始まりました。
満開のアーモンドの花は
時折吹く強い風で
花びらがはらはらと舞っていきました。
花は咲ききって
大地に降り立ち
土の養分となって
次に咲く花のためにその命を
循環させる。
そんな命の循環を表現した
絨毯のデザインには
大きく広い余白をもたせました。
右上にある花びらは風に舞っている花びらです。
鳥は風に乗り
制約された四角い画面から向こう側へ飛んで行きます。
木はいつまでも変わらず、ずっとその場に立っています。
木は、いつか帰る場所のようにも思えてきました。
「いつでも帰ってきてね」と言ってくれているようです。
絨毯の模様は
本来、祈りや願いが込められてきたものでした。
毎日使うものに込められた
祈りや願いは
生き方や暮らしの表現です。
GOSHIMA絨毯は
新しい絨毯だからこそできる
これからを生きる人々の
祈りや願いを込めることができる絨毯を
自ら作ることができのです。
アーモンドの絨毯が誕生したのは
2016年の4月(http://kazetsuboban.com/archives/561)。
その時に綴った言葉をもう一度。
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“ アーモンドの木に咲く花からは、希望の歌が聴こえる
花は散り、宙を舞って、土に還る
そうしたら、
今度は土から希望の歌が聴こえてきた
しばらくすると、
土を潤す水に溶けて
今度は大地の下から歌がかすかに聴こえてくる
まわりまわって
また花が咲く頃
希望の歌となって鳥のさえずりとともに風に乗り
どこからともなく聴こえてくる”
生活に、人生に、時間に、心に、
アーモンドの木に咲く花から奏でられる希望の歌を。
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これまでの3年で
たくさんの方の暮らしに
このアーモンドの木が植えられてきました。
希望の歌が
より美しいハーモニーとなっていきますように。
お客様の声はこちらから。
https://goshima-carpets.com/voice/voice_order/memorial-order/
(つづく)