Memorial Order アーモンドのこれまでとこれから【3】

アーモンドのデザインは、
モロッコで見たこの木との出会いから始まりました。

満開のアーモンドの花は
時折吹く強い風で
花びらがはらはらと舞っていきました。

花は咲ききって
大地に降り立ち
土の養分となって
次に咲く花のためにその命を
循環させる。
そんな命の循環を表現した
絨毯のデザインには
大きく広い余白をもたせました。

右上にある花びらは風に舞っている花びらです。
鳥は風に乗り
制約された四角い画面から向こう側へ飛んで行きます。
木はいつまでも変わらず、ずっとその場に立っています。

木は、いつか帰る場所のようにも思えてきました。
「いつでも帰ってきてね」と言ってくれているようです。

絨毯の模様は
本来、祈りや願いが込められてきたものでした。
毎日使うものに込められた
祈りや願いは
生き方や暮らしの表現です。

GOSHIMA絨毯は
新しい絨毯だからこそできる
これからを生きる人々の
祈りや願いを込めることができる絨毯を
自ら作ることができのです。

アーモンドの絨毯が誕生したのは
2016年の4月(http://kazetsuboban.com/archives/561)。
その時に綴った言葉をもう一度。

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“ アーモンドの木に咲く花からは、希望の歌が聴こえる

花は散り、宙を舞って、土に還る

そうしたら、

今度は土から希望の歌が聴こえてきた

しばらくすると、

土を潤す水に溶けて

今度は大地の下から歌がかすかに聴こえてくる

 

まわりまわって

 

また花が咲く頃

希望の歌となって鳥のさえずりとともに風に乗り

どこからともなく聴こえてくる”

生活に、人生に、時間に、心に、

アーモンドの木に咲く花から奏でられる希望の歌を。

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これまでの3年で
たくさんの方の暮らしに
このアーモンドの木が植えられてきました。

希望の歌が
より美しいハーモニーとなっていきますように。

お客様の声はこちらから。
https://goshima-carpets.com/voice/voice_order/memorial-order/

(つづく)