これまでアーモンドの絨毯は
「意思のあるじゅうたん」という表現をしてきました。
ここでいう「意思」とは存在感のことです。
絨毯はモノですし、何も話したりしませんが、
使い込んで愛着が増してくると
家族の一員となって
何かを語りかけてくるような気がしてきます。
それは
細胞が生きている
自然素材と自然環境
そして、すべて人の手で作られているからでしょうか。
絨毯が単なるインテリアとしての役割だけではなく、
たくさんの嬉しい記憶を紡ぎ、
時には、使う人やその家族を励ましたり
暮らしのどの場面にも
人生のどの場面にも
思い出の写真の中に必ず写っていて
絨毯を見れば
たくさんの思い出が溢れてくる。
あの時も、この時も、
いつでもどんな時もそばにいてくれた、
と思えるものになっていく。
アーモンドの絨毯には、
日々の生活とともに人生の指針となるモノであって欲しい。
絨毯が、人生の様々な場面でよき先生、よき相棒となりますように。
という思いが込められています。
庭に植えられた記念樹について
いつまでも、地に植えた日と意味と
その植えた時の風景を忘れないのと同じように
一枚の絨毯が
家族みんなで共有できる
かけがえのない記念のものとなるように
オーダーの際に
デザインに関わる3つのことに向き合って決めていただいています。
1、フィールドの色を選ぶ – 色に想いを込める –
青は鎮静、黄は喜び、緑は平和、橙は幸福、白は神聖など。
色には深い意味が込められています。
2、飛ぶ鳥の数を決める – 鳥は家族の象徴 –
お父さん鳥は先頭を飛び、お母さん鳥は優しく後ろから子供達を見守る。
どんな家族でありたいか。
鳥がいつでも指し示してくれています。
3、花びらに色をつける -希望の花びら-
家族一人一人が、それぞれの願いを込めた希望の花びらを咲かす。
毎日願いを込めた花びらを撫でる。そんな光景のある暮らし。
この3つの体験によって
これからどんな新しい絨毯に出会ったとしても、
この一枚がいつでも一番最高で
他では替えがきかない
深い価値を得ることができるのです。
そして
これから始まるGOSHIMA絨毯との暮らしの中で
ものを大切にする心が育まれいくことでしょう。
(つづく)