希望の歌が聴こえる【1】上質な暮らし展@CONNECT(名古屋)

12月に名古屋市にて開催する絨毯展のお知らせです。

「上質な暮らし 展」と題する展示会にて、
また違う角度からGOSHIMA絨毯をご紹介します。

会場はCONNECTさん。

名古屋市守山区にある家具店です。

CONNECTさんHPに記されている企業理念には
GOSHIMA絨毯と通じるものがあります。

“「家具で人をシアワセにする」

私たちの企業理念です。
この言葉を信じて、私たちはお客様に向き合い、毎日を積み上げます。

家族や暮らしを想像すると家具選びって、楽しい。
悩んで決めたテーブルで、毎日家族が笑う。
自分で選んだ椅子が、生活の相棒になった。
あのソファがある部屋に帰るのが、うれしい。

家具を通して、お客様にきっと起きる「シアワセ」な数々の出来事を想像して、
自分たちが心からよいと思うものを販売しています。”

また、店名の意味にはこのように記されています。

“CONNECTコネクトという店名には「人と人をつなぐ場所」という意味があります。
家族や友人、大切な人と過ごす場所にふさわしいホンモノをご提案し、そこから生まれる「シアワセ」な時間や出来事をつくるお手伝いができる店を心がけています。商品のことはお気軽にスタッフにお尋ねください。使い方からご提案、お手入れ方法、耐久性まで、詳しくご案内いたします。”


私たちも同じく「本物」について考え、
人が集う場づくりも考えています。


暮らしの中にひとつ家具が登場すると、
そこから物語が紡がれていきます。

たとえ、同じ家具を迎えたとしても、
“私の暮らし”と“あなたの暮らし”で紡がれる物語は違います。

それぞれの場所で、
それぞれの人生の中に、
それぞれの暮らしの風景に、
絶対的に存在し続けるものの一つに家具があります。

より多くの思い出、そして、より深い愛着を込めることができた家具は
ひとつの幸せのかたちです。

そのためには長持ちしなければいけません。
「質が良い」ということと「幸せである」ということの関係性は、
単に良い素材を使っているから良いものだ、とか、デザインが美しい、ということだけではなく、いかにそのものに愛着が持てるかどうかで表されます。

愛着を持つには、長い時間が必要です。
その「愛着心=目には見えない価値」を長年かけて育んでいけるものの一つにGOSHIMA絨毯があるとして、その愛着心を求めていくと必然的に品質へのこだわりへつながっていきます。

GOSHIMA絨毯が求めたものは「厚み」による心地よさと丈夫さでした。

長年使ってもヘタれることがないきめ細かい手織りの技術によって、
他に類を見ない「心地よい厚み」を実現しています。
肌に触れて「嬉しい」と感じる幸福感は長い時間をかけて愛着へと育っていく。

ここに満開のアーモンドの木の柄の絨毯があります。

この絨毯のコンセプトは「意思のあるじゅうたん」。
絨毯が、ただのインテリアのひとつとしてではなく、コーディネートの一つだけではなく、一枚の存在で意思をもって語りかけてくるような、ある一枚の絨毯を所有することから人生がさらに面白くなっていく、そんな風に考えて作られたシリーズです。
モロッコの広大な大地の中で満開に咲いていた「アーモンドの木」をモチーフにデザインしたものです。

このアーモンドの木に咲く花の花言葉には「希望」。

“ アーモンドの木に咲く花からは、希望の歌が聴こえる
花は散り、宙を舞って、土に還る
そうしたら、
今度は土から希望の歌が聴こえてきた

しばらくすると、
土を潤す水に溶けて
今度は大地の下から歌がかすかに聴こえてくる

まわりまわって

また花が咲く頃
希望の歌となって鳥のさえずりとともに風に乗り
どこからともなく聴こえてくる”

生活に、人生に、時間に、心に、
アーモンドの木に咲く花から奏でられる希望の歌を。

シンプルなデザインには
いろんな世界を想像できる余白があります。

この絨毯のデザインの余白にどんな風景を想像しますか。

鳥の数・花びらの色を変えてセミオーダーができるこの絨毯は、
暮らしの中心にどんな風景を運んでくれるでしょうか。

《オーダーの流れなどの詳細はこちらのページにてご確認ください》
https://goshima-carpets.com/product/memorial-order/

こちらはCONNECTさんの店内の空間に植えられたアーモンドの木。
植えれらる場所によって表情が変わるのは生きた素材だからかもしれません。

ここからも希望の歌が聞こえてきます。

開催まであと3日。

(つづく)


GOSHIMA絨毯公式HPのトップの動画にはこのアーモンドの木が登場します。
ぜひ、ご覧ください。


ご紹介したアーモンドの木の絨毯が誕生した2016年の時の記録はこちらから。
美しい写真とライブ感あるテキストをお楽しみください。
(#006 メルズーガの記事内にてアーモンドの木がある現地の写真をご覧頂けます)

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上質な暮らし展
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会期:2018.12/8(sat)-16(sun)
時間:10:00~19:00
会場/お問合せ:CONNECT(コネクト)
〒463-0067 愛知県名古屋市守山区守山1-1-18
Tel: 052-795-1101
https://connect-m.jp

定番のメモリアルオーダー、ロイヤルオーダーに加え、
GOSHIMA絨毯新シリーズ「百花万華」の名古屋初お披露目
です。期間中、GOSHIMA絨毯他、末永く使える上質なもの
が集まります。
[出展]
GOSHIMA絨毯
すべて手作業の丹羽ふとん
鉄のBBQブランドflames
defcolonyの洗える革スリッパ(theta・シータ)
藤が丘にあるコーヒーロースター「コモンコーヒー」
天然木のオーダーテーブル

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<CONNECTにて、12/7まで、新シリーズ「百花万華」の
お得な事前予約受付中!!>詳しくは店頭にて。
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新シリーズ「百花万華」のニロアカスが
現在店頭にて展示中です。

モロッコ絨毯紀行 第10章

(この記事は、GOSHIMAを創った男・今井正人が綴るプロジェクトアーカイブ記事です)

*

出来ました!デザイン出来ました!

 

一緒に渡航しそのあとも何度も何度も打ち合わせをして「かっこ良さ、飽きの来ない不変性、高級感溢れる」デザインを委ねていた高橋トオルくんからやっと出来たと連絡が入る。

 

全ての仕事をすっ飛ばし彼の事務所に走る。

事務所のテーブルに所狭と並べられたデザインペーパー。

 

期待半分、不安半分。

 

気持ちとは裏腹に薄目で恐る恐るそこに近づきぱっと目を見開く。

 

見た瞬間「やったな」

 

「かっこ良さ、飽きの来ない不変性、高級感溢れる」

 

 

予想以上。

 

さすがやる時はやる男。

 

モロッコのイスラム建築にあるタイル画のシンプルかつ規則正しい配列。

人類が発祥と共に長い長い歴史の中で使われ続けている独特の文様。

その多くはシルクロードを渡り又は島々を渡り日本に伝わりました。

 

これだけデザインの流行り廃りの激しい今日においても使われ続けている文様=「飽きの来ない不変」

華美な部分を引き算で限りなくシンプルにデザイン化=「かっこ良さ」

 

「高級感溢れる」

問題はここ。

 

イマシン村のクオリティは高級感というより素朴感。

 

高級感を出そうとするとあの素朴さがなくなってしまう。

 

でも、このデザインは素朴感ではぜったいに表現できない

 

そんなさなかヒシャムから連絡が入る。

 

(続く)

最初から読む→第1章

オーダーメイドで作る一枚 “GOSHIMA絨毯”

2年半ぶりに誕生したGOSHIMA絨毯新シリーズ「百花万華 -hyakkabanka-」のお披露目展示会が、本拠地・新潟にある三方舎書斎galleryにて始まりました。

上質のウールのフィールドの上で、シルクの小花柄がキラキラと輝いています。

来場された方々からは、
「わぁ〜!素敵〜!」
「今までにない絨毯ですね。」
「手織りの良さがよくわかります。」
「飽きがこないデザインですね。」
などなど、とてもご好評をいただいています。

「とっても素敵だからすぐに欲しい!」
そんな思いを抱いていただけるのはとても嬉しいことなのですが、
GOSHIMA絨毯はご注文をいただいてから織り始めます。
納期はおおよそ4ヶ月程度。

この「4ヶ月待つ」ということには大きな意味があります。

今回の展示会で何よりお伝えしたかったのが、「オーダーメイドで作る、ということを、GOSHIMA絨毯を作ってきた私たち三方舎がどう考えているのか」について。会場にもテキストを展示していますが、とても大事なことなので、ここにも記しておきたいと思います。

 


三方舎が考えるGOSHIMA絨毯のオーダーメイドについて

GOSHIMA絨毯はオーダーメイドの絨毯です。
お客様の「作る」という意思があってものづくりが始まります。

多くの人が想像する絨毯は、ペルシャなどで作られたたくさんの絨毯。それが日本へ輸入され、お店に所狭しと並べられている、その中から素敵だなぁと思うものを選んで購入する。絨毯を手に入れる方法はそれが普通です。もしくは、旅行へ行って現地で買ってきた、ということもあるかもしれません。絨毯は国や地域によって、実に様々な文様や色、織りの技術や毛質など、奥深い魅力的な素晴らしいものが数多くあるので、その多くの中から選ぶということも楽しみの一つであると思いますし、私たちも、自らの琴線に触れる様々な絨毯を買い付けてきては販売をしてきたこともありました。

しかし、三方舎がオリジナルのブランドとして立ち上げたGOSHIMA絨毯では、オーダーメイドという方法で絨毯を多くの人の元へ届けることを選びました。もちろん手織りの絨毯なので、オーダーが入ると仕事が来たと喜ぶ職人が多くいます。GOSHIMA絨毯を織る選ばれた職人として、良きものを作ろうという気概を持って、様々な技術を持った人間が一枚の絨毯に向かってその技術を生かしていきます。

今の日本では使い捨てのものがたくさん増えて、その中で絨毯も例外ではありません。安く買って、古びたら捨てて買い換えればいい。と思うことも少なくないと思います。そんなものばかりではつまらない。世界に、よき技術を持った人たちがいて、欲しいものを手で作ってくれる人がいる。人生で一度はそんなものを手にしてみてもいいのではないかな、と思うのです。

オーダーメイドで作ることができる絨毯は、日本国内では数少ない商品です。

オーダーメイドで作る絨毯の面白いところは、オーダーをした使い手とオーダーを受けた作り手の時間の共有から一枚の歴史が始まることです。制作期間は約4ヶ月。待つ人、作る人、それぞれの人生の中に、それぞれの4ヶ月が含まれていきます。

想像をしてみましょう。

GOSHIMA絨毯のオーダーを受けて作ってくれるのは、モロッコやネパールの人々です。モロッコでは9時間、ネパールでは3時間の時差があります。

私たちが「おはよう」と言って起きてくる時間に
モロッコの人たちは「今日も頑張ったわ」と1日の疲れを癒しています。
私たちが「お疲れ様」と言って帰宅する頃、
モロッコの人たちは「よし、今日も一日頑張るよ」と言って織り機の前に向かいます。

私たちが「お昼にしましょうか」と言っている頃、
ネパールの人たちは空の下で糸を染めたり洗った絨毯を乾かしたりしています。
私たちの国に陽が沈む頃、
ネパールの人々は、まだまだ織り機に向かって無心に織り続けています。

4ヶ月という月日は、ちょうど一つの季節が次の季節へ変わる頃。

秋の頃のオーダーは幾色にも染まる大地の景色の中で冬の終わりに完成し、
冬の頃のオーダーはたくましく寒さを越えて春の終わりに完成し、
春の頃のオーダーは生命力溢れる風に吹かれ夏の終わりに完成し、
夏の頃のオーダーは太陽の強い陽の力を含んで秋の終わりに完成します。
ともにそれぞれの国でそれぞれの季節を巡り、二つ先の季節に日本へ運ばれて来ます。

毎年変わらず咲く春の桜を見て思うことがあるように、オーダーをした季節、届いた日、作り手とともにあった4ヶ月は毎年何か大切なことを思い出すきっかけとなることでしょう。

GOSHIMA絨毯を通して、この長いようで短い、短いようで長い4ヶ月を、遠い国の作り手と共有していきます。

この4ヶ月の経験は、物に対する深い愛着へと繋がっていきます。
だれが作ったかわかるものは、そう簡単に捨てたりはしませんし、長年培われた手仕事の技術による丈夫な造りは、そう簡単に壊れたりしません。そして、手で作ったものは手で直せます。

三方舎は「作り手に光をあてる」という理念を大切にしています。
それは人間というものが大好きだからです。
モロッコやネパールにいる大好きな人たちとともに良き絨毯を作り、
愛すべき日本の人たちに喜んでもらいたい。

オーダーをいただき制作をしている4ヶ月間、日本で待っていてくれる方々へ、現地から工房の写真や情報などをお伝えするお便りをお送りしています。大好きな作り手と大切なお客様を縁で結び合せ、GOSHIMA絨毯が何ものにも代え難い一枚となるように繋いでいきます。

日本人のための、日本の暮らしや風土にあった、手織りのオーダーメイド絨毯。
GOSHIMA絨毯はモノの価値を超えて深い体験をお届けします。

 


 

会場では、ものづくりをどのように育んできているか、新シリーズ完成までのサンプルや動画・写真も展示しております。是非、ご覧ください。お待ちしております。

◆GOSHIMA絨毯新作「百花万華」 発表展◆
– 万華鏡にひらく百の花 –
◯日時  開催中〜10月21日(日)まで  11:00~20:00
◯会場  三方舎書斎galleryにて
新潟市秋葉区新津本町3-3-12
◯TEL  0250-25-3939
◯HP    http://www.sps-i.jp

百花万華について
https://goshima-carpets.com/product/hyakkabanka/
百花万華インスタグラム
https://www.instagram.com/goshima.hyakkabanka/

 

 

 

 

 

モロッコ絨毯紀行 第8章

(この記事は、GOSHIMAを創った男・今井正人が綴るプロジェクトアーカイブ記事です)

*

数か月後、注文した縞柄のGOSHIMA絨毯を確認にモロッコ マラケシュへ

 

マラケシュの朝ホテルのロビーにてモロッコのジムトンプソン又は博士ことウェルフェードさんに会う。

 

まだ記していなかったが前回来た時に一緒にイマシン村に行っている。

 

初老のダンディな方。

今回もストールに首からLeicaをぶら下げている。

 

マラケシュまで届けてくれた縞柄のGOSHIMA絨毯の出来栄えを聞いたり、どうしたらもっとクオリティが上がるかお互いの経験値の中でかなり専門的でマニアックな議論になったのは当然のこと。

まだまだ改善の余地があり過ぎるほどある予感。

 

とりあえず縞柄のGOSHIMA絨毯を確認しよう。

うんうん。

求めるクオリティには届いていないけど一生懸命に作ったのは伝わる。

 

ファーストGOSHIMAの誕生。

これを日本に持ち帰り販売しながら、ヒシャムには並行してイマシン村でのクオリティを更にあげて行こうと話す。

 

 

アールラトラスキリムの販売先を中心に日本で販売。

 

価格が手頃なのと今井さんの応援を込めて一枚購入します、と。

 

うれしいけど、そうじゃない。そうじゃない。

 

もっともっと上を目指さないと。

 

続く

 

最初から読む→第1章

 

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モロッコ絨毯紀行 第7章

(この記事は、GOSHIMAを創った男・今井正人が綴るプロジェクトアーカイブ記事です)

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「ピンポーン」

 

12月。DHLの配達員 すぐそれだと分かった。

待ちにまったあの試作品 2か月遅れたがやっと手元に届いた。

 

とどいた梱包は長旅で所々破けている。

予想するに、クオリティは高い期待はできないけどそこそこ売れるレベルかなぁ

それとも、いきなり修正なんていらないくらいの高いクオリティだったりして・・・

でも、うまく行き過ぎたらプロジェクト感無いよね(笑)

でも、期待しちゃう。

 

いざ「開封」

 

・・・・・・・・・・・・・・やばい・・・・・・・・・・やばい・・・

絨毯の裏面が見えた瞬間すべてを悟るくらいのやばさ・・・

とても絨毯と言える代物ではないのは明らか。

 

タオルケットのレベル

一生懸命織ってくれた織子さんには申し訳ないけど 想像の10%以下のレベル

でも、これが現在のレベル。

今後相当な覚悟をもって臨もう。

 

そこから年を越えて「何度も何度も何度も 試作 試作 試作」の繰り返し

半年過ぎてなんとかなるレベル。(その間もモロッコに出向いては打ち合わせを重ねる)

あまり複雑なデザインではなく織子さんが織りやすく且つ自分の感覚感性を取り入れられるように縞文様。

色は五大サンスクリットで表わせる色。

なので「五」と「縞」で ”伍縞GOSHIMA絨毯“

縞柄のGOSHIMA絨毯を小さいサイズを中心に沢山注文をいれる。

出来上がる数か月後にモロッコに見に行こう。

 

続く

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モロッコ絨毯紀行 第5章

(この記事は、GOSHIMAを創った男・今井正人が綴るプロジェクトアーカイブ記事です)

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そこらさらにオフロード。

相当迂回して一時間。
やっと辿り着いたプロジェクトの村。

家を出てからここまでの道のり何十時間かかったかは記憶を遡りたくもない。

とにかく待ち望んだ目的地に着く。

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モロッコ絨毯紀行 第4章

(この記事は、GOSHIMAを創った男・今井正人が綴るプロジェクトアーカイブ記事です)

2度目のモロッコへ

長年通って 行き慣れたエミレーツ ドバイ経由。

とにかく長い。

1回目はイランの帰りだったから日本から行くのは今回が初めて。

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